
【建物で旅する愛知】南知多町 『時間の森』
こんにちは、オワリヤです。
愛知県の知多半島には、海や山などの豊かな自然と、そこに寄り添うように暮らす人たちの素敵な場所がたくさんあります。
半田市から少し足を延ばせば、常滑市や武豊町、南知多町など、それぞれの地域ならではの風景に出会うことができます。
今回は、そんな知多半島の中から南知多町内海にある「時間の森(ときのもり)」を訪ねてきました。
「建物で旅する愛知」というテーマから少し視点を広げて、今回は自然の中につくられた心地よい空間をご紹介します。
南知多町といえば、海と自然の町
愛知県知多郡南知多町と聞くと、まず思い浮かぶのは海ではないでしょうか。
新鮮な海の幸や、夏になると多くの人で賑わう海水浴場。タコやフグで知られる日間賀島、篠島など、知多半島ならではの魅力が詰まった地域です。
海沿いを車で走るだけでも気持ちがよく、少し山側へ入れば、また違った表情の自然に出会えるのも南知多町の魅力。
今回訪れた「時間の森」も、そんな南知多の自然をたっぷり感じられる場所でした。
南知多町内海「時間の森」へ

海岸沿いを走る国道247号線から小路へ入り、そこから山道をどんどん進んでいきます。
「本当にこの道で大丈夫かな?」と思ってしまうような道の先に、少しずつ非日常の空気が広がっていきます。
不安半分、冒険のような楽しさ半分。
しばらく進むと駐車場の案内が見えて、ほっと一安心です。
入口も、これから先に何が待っているのだろうとワクワクさせてくれるような雰囲気でした。

そこからさらに歩いていくと、木々に囲まれたガーデンが姿を現します。
自然の中を歩いていると、まるで少し遠くへ旅に来たような気分になります。

思わず「ステキ!」と声が出る一方で、「この広さを維持するのは大変そう!」という感想も同時に浮かびました。
人と自然が一緒につくる、豊かな空間
こちらでは「coffee & juice stand Kono pono(コノポノ)」というキッチンカーのお店も営業されています。
今回は、店主のユウキさんに「時間の森」についてお話を伺いました。
約16年前、知人からこの山を紹介してもらったことをきっかけに、海と空、山の自然、そしてこの場所ならではのロケーションに惹かれ、パートナーさんとともに借りることになったそうです。
そして「この素晴らしい場所を独り占めするのはもったいない」と考え、一般の方にも楽しんでもらえる場所にしようと整備をスタート。
ジャングルのようだった場所を、約8年かけて少しずつ開拓。
現在は「時間の森」という公園として、一般の方に無料で開放されています。
「この場所でコーヒーを飲んでもらえたら」という思いから、一般開放を始めて1年後にはキッチンカーもスタートされたそうです。
ひとつの場所を大切に育てながら、そこに訪れる人の時間までつくっていく。
そんな姿勢が、とても素敵だなと感じました。
自然のままを楽しむガーデン
時間の森のガーデンは、ユウキさんの「花が好き」という気持ちから始まり、独学で少しずつつくられてきたそうです。
ターシャ・テューダーさんの庭のような、作り込みすぎないナチュラルな雰囲気。
きれいに整えすぎるのではなく、植物が自由に育つ姿も楽しむ庭だからこそ、自然の中にいるような心地よさがあります。

自然農法にもこだわり、自然に種がこぼれた植物や、近くのみかん畑から遊びに来るミツバチなど、周囲の環境とも上手につながりながら庭が育てられています。
今年咲いた花が種を残し、その種から翌年また新しい花が咲く。
毎年少しずつ変化しながら、自然の力でアップデートされていく庭です。
「完成させる」のではなく、その時々の変化を楽しみながら見守る。
それは庭づくりだけでなく、住まいにも通じる考え方なのかもしれません。
時間の森では、約5年前に結婚式を挙げた方もいらっしゃったそうです。
また、時々ほかの飲食店のキッチンカーとコラボして出店することもあるとのこと。
自然の中で、人と人との新しいつながりが生まれているのも、この場所の魅力だと感じました。
「ここに座りたい」と思えるベンチ
時間の森を歩いていると、ところどころにデッキや机、ベンチがあります。
これらはパートナーさんが「ここに座ってのんびりしたら気持ちよさそう」という場所を選びながら、ご自身でつくられていったそうです。
自然の中に無理なく溶け込んでいて、どのベンチも「ちょっと座ってみようかな」と思わせてくれます。
建物だけではなく、庭や家具、そこから見える景色まで含めてひとつの空間になる。
そんなことを改めて感じる場所でした。
身体と心にうれしい「Kono pono」の味
時間の森では、キッチンカー「coffee & juice stand Kono pono(コノポノ)」のドリンクやフードも楽しめます。
「身体にいいものを」という思いから、自然由来のものを使った飲み物や食べ物を提供されています。


今回は自家製の梅酵素ジュースとカッサータをいただきました。
自然の中でゆっくり味わうと、いつもの飲み物やお菓子も少し特別に感じます。
おいしいものを楽しみながら、木々の音や風を感じる。
忙しい毎日の中では、こういう時間も大切ですね。
自然と共存するからこそ生まれる心地よさ
広い敷地を維持するのは、決して簡単なことではありません。
モグラがいたり、雑草が伸びたり、落ち葉が積もったり。
きれいに整えようと思えば、いくらでも手をかけることができます。
それでも時間の森では、自然を完全にコントロールするのではなく、ある程度の変化を受け入れながら、この場所を育てています。
「自然の生命力に魅了されてしまっている」と、これからの展望を楽しそうに話してくださったユウキさん。
その笑顔から、この場所が単なる庭や公園ではなく、長い時間をかけて大切に育ててきた「暮らしの一部」なのだと感じました。
空、海、豊かな緑。南知多で感じる贅沢な時間

さらに奥へ進むと、海を眺めながら過ごせるベンチがあります。
青い空と海、豊かな緑。
ここに座ってコーヒーを飲んでいると、時間がいつもよりゆっくり流れているように感じます。
南知多町は、半田市や常滑市、武豊町などからも訪れやすく、知多半島の自然を身近に感じられる場所です。
観光で訪れるのはもちろん、休日に少しだけ日常から離れてリフレッシュしたいときにもおすすめです。
時間の森(ときのもり)
南知多町内海の自然豊かな場所にある、一般開放されたガーデンです。
キッチンカー「coffee & juice stand Kono pono(コノポノ)」では、自然を感じながら飲み物やフードを楽しめます。
営業状況や最新情報については、訪問前に各SNSなどでご確認ください。
【時間の森 南知多 Instagram】@tokinomori_morin
【コノポノ Instagram】@coffeestand_kono.pono
【時間の森 X】@tokinomori22
「心地よい空間」は、暮らしの中にも
今回、時間の森を訪れて感じたのは、心地よい空間は必ずしも大きな建物や特別な設備があって生まれるものではないということでした。
自然を感じられる庭。
少し腰を掛けて休めるベンチ。
窓から見える景色。
好きなものを眺めながら過ごせる場所。
そうした小さな「好き」が重なって、その人らしい居心地のよい空間になっていくのだと思います。
オワリヤでは、半田市を中心に知多半島エリアで、土地探しから家づくりまでお客様の暮らしに合わせた住まいをご提案しています。
注文住宅を建てるときも、建物だけを考えるのではなく、土地の特徴や周辺環境、庭とのつながり、家具の置き方、家族がどんな時間を過ごしたいのかまで一緒に考えることを大切にしています。
「どんな家を建てたいか」だけでなく、「どんな場所で、どんなふうに暮らしたいか」。
そんなところから家づくりを考えてみるのも、きっと楽しいはずです。
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